Vol.8：「歩みをとめない」菅澤優衣香×Power
彼女が諦めずに挑戦し続ける「力」の源泉は？

 

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なでしこリーグ2020シーズン 最優秀選手賞・得点王の獲得、おめでとうございます。
2020年は菅澤さんにとってどのようなシーズンでしたか？

 

　菅澤　

コロナ感染拡大の影響で、リーグ戦が軒並み中止となり、これまでのシーズンの中で、一番厳しく、つらいシーズンでした。
一方で、たくさんの人たちが動いてくださったお陰で、通常よりも遅れてスタートしたものの、全試合が開催されました。私自身も全試合で戦うことができ、さらに優勝することができました。その結果、МＶＰに選んでいただき、サッカー選手としては良いシーズンとなりました。

 

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コロナ感染拡大の影響で、合宿や試合の中止などで、一番厳しく、つらいシーズンだったとのことですが、どのようにモチベーションを維持し、乗り越えてきましたか？

 

　菅澤　

いつかはコロナが落ち着いて、またサッカーができる日が来ることをイメージしながら過ごしました。
先が見えない中でも、リーグや練習がいつ再開してもいいように、筋トレを続け、食事のバランスを保ち、体と心の準備をしていました。厳しい時期を乗り越えられたのは、家族やチームメンバーの支えが大きかったですね。
また、このような時期でも、サポーターや支えてくださる方に何かできないかを考え、ＳＮＳでサッカーや所属チームに関するさまざまな情報を発信してきました。コメント欄にいただいた温かいコメントや応援メッセージも、とても力になりました。

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４月１１日に新国立競技場で開催されたなでしこジャパン国際親善試合では、菅澤さんがハットトリックを決めるなど、チームの勝利に大きく貢献しました。
この一戦に、どんな想いで臨みましたか？

 

　菅澤　

まずは、普通にサッカーができることに感謝の気持ちでいっぱいでした。
そして国際試合ができることへの感謝とパナマから来てくださった対戦相手のパナマ女子代表の皆さんへ尊敬の気持ちを持って臨みました。
また、この新国立競技場で世界の頂点に立つべく、「この場所で確実に得点を決める」という思いもありました。

 

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新国立競技場での試合終了後、気持ちの変化はありましたか？

 

　菅澤　

はい。
新国立競技場での試合を終えて、「再びこの場所で、たくさんの人たちに応援してもらいたい」と代表メンバー入りに向けた想いがより一層強くなりましたね。

 

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とても強い気持ちを感じますね。その想いを実現するための重要な大会が続きますが、なでしこジャパン国際親善試合 「ＭＳ＆ＡＤカップ２０２１」に向けた意気込みを教えてください。

 

　菅澤　

「ＭＳ＆ＡＤカップ２０２１」の２試合（６月１３日・７月１４日）は、夏に向けて代表メンバー確定前の重要な試合です。
日本代表メンバーとして選出してもらえるよう、しっかりアピールしていきたいです。

さらに、ＭＳ＆ＡＤグループが特別協賛する大会ということで、私が所属する三井住友海上を含めたＭＳ＆ＡＤグループ４万人の皆さんに応援していただける機会をとても嬉しく思います。会社の皆さんが応援してくださる試合は、自分にとっても特別で、皆さんの応援はとても力になっています。

「『ＭＳ＆ＡＤカップ２０２１』に絶対に出場し、得点を決めたい！」と、気合が入っています！

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最後に、今後の目標を教えてください。

 

　菅澤　

昨シーズンを経験し、サッカーができること、そのために本当に多くの方々が支えてくださっていることなど、これまで以上に感謝の気持ちが強くなりました。
感謝の気持ちを忘れず、まずは日本代表として金メダルを獲得したいです。
また、９月から始まるＷＥリーグで、応援してくださる方々に楽しんでいただけるよう、新しいプロリーグを作っていきたいです。そして、ＷＥリーグ 初代チャンピオンを目指します！

 

菅澤さん、取材にご協力いただきありがとうございました。
感謝の気持ちを忘れず、大きな目標へ挑戦し続ける菅澤選手をＭＳ&ＡＤグループも応援しています！

※インタビューは2021年5月27日にZoomにて行われました。