2022/10/27
― PROFILE ―
宮間 あや(みやま・あや)氏
1985年生まれ。千葉県出身。元なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)のミッドフィールダー。
小学校1年生からサッカーを始め、2003年に日本代表に選出される。2004年のU-19アジア女子選手権では、主将を務めるなど活躍。2011年のFIFA女子ワールドカップ・ドイツ大会では、 なでしこジャパン初の優勝に貢献した。2012年には、澤穂希さんの後任としてチーム主将に指名され、ロンドン・オリンピックの銀メダル、その後もFIFA女子ワールドカップカナダの銀メダルに貢献した。現在は、女子サッカーの普及活動などにも取り組む。
※インタビューは2022年10月に行いました。
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10月9日のなでしこジャパン国際親善試合「MS&ADカップ2022」に先立ち「MS&ADサッカー教室 in 長野」にゲスト参加いただきありがとうございます。
参加された皆さんと一緒にサッカーを楽しまれて、いかがでしかた?
宮間
はい。親子参加型のこういう機会はなかなかないので、子どもだけではなくて一緒に親子でプレーすることがとても素敵だなと思いました。子どもたちの「お父さん見て!お母さん、ほらできたよ!」というコミュニケーションが、いい時間だなと感じました。みなさん、積極的に取り組む姿勢が際立っていましたし、「なんでもやってみる」という、すごく前向きな雰囲気を作ってくれましたね。
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宮間さんは、元なでしこジャパンの皆さんなどとも一緒に女子サッカーの普及活動に取り組まれていますが、どのような想いで活動されていますか?
宮間
サッカーに限らず、イベントの時は、「いつもと違う場所に出かける子どもたちの思い出のひとつになれたら」、「きっかけの一助になれたら」という想いで参加しています。サッカーをしている子も、そうでない子も、いつもと違う環境で感じること、目にするものが、なにかの「きっかけ」になりやすいと思います。そうした場に参加できることが嬉しいです。
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素敵な想いですね。そう思われるようになった“きっかけ”は何でしょうか?
宮間
私自身も、小学校高学年のときに、女子サッカーのトップ選手がテレビの企画で小学校に来て一緒にサッカーをしたことを、ずっと、すごく覚えています。他にも、子ども時代に参加したいくつかのサッカー教室のことを、強烈に覚えています。私自身は、女子のトップ選手とサッカーをしたことで、日本代表を目指したいとより明確に思いましたが、そうでなくても、なにかを知ることによって知識の幅もきっかけも広がる、イベントはそういう場だと思っています。
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宮間さんご自身も偶然、女子サッカーのトップ選手とサッカーをしたことが、その後の目標に大きな影響を与えたのですね。参加された子供たちのなにかの“きっかけ”になるために、宮間さんご自身が心がけていることはありますか?
宮間
はい。特に子どもたちと接するときは、「与えよう」、「知らせよう」という気持ちではなく、「一緒に時間を過ごす」「いい時間にしたい」という気持ちがありますね。一緒に過ごすうちに、心から楽しんでいる自分がいます。
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自然体で一緒の時間を楽しむように心がけられているのですね。
最後に、今後の目標を教えてください。
宮間
親子サッカー教室はすごくいいな、と思いました。非日常を一緒に過ごすことは意外と貴重なこと。いろんな人が集まったときに、家族という社会が他の社会とどう接するか、いろんな目線のなかで感じ取ることができる機会だと感じます。親子でなくても、おじいちゃんや近所のおじさん、おばさんと一緒でもいい。いろんなところで、やっていけたらと思います。
宮間さん、取材にご協力いただきありがとうございました。
サッカー教室に続き、10月9日の「MS&ADなでしこウォークin長野」にもゲストとしてご参加いただき、
「MS&ADカップ2022」を盛り上げていただきありがとうございました!
またご一緒できることを楽しみにしております!
▼10月9日開催「MS&ADなでしこウォーキング in 長野」の様子
▼10月2日「MS&ADサッカー教室 in 長野」の様子
https://www.jfa.jp/news/00030704/ (日本サッカー協会HP)