2024年3月9日(日)、車いすバスケの古崎 倫太朗選手(あいおいニッセイ同和損保)が、大館市タクミアリーナにて「パラアスリート講演会&パラスポーツ体験会」のイベントの講師を務めました。
 
大館市では共生社会の実現を目指し、毎年障がい者への理解を深めるイベントを開催しています。
本イベントは、大館市と包括連携協定を締結しているあいおいニッセイ同和損保に要請があり、実施したものです。古崎選手の友人で車いすバスケ日本代表選手の伊藤明伸選手(宮城MAX所属)とともにイベントに参画しました。当日は、小学生から大人まで一般参加の43名が参加しました。

 

講演会 ~心のバリアフリー~「ひとに優しい、ひとが優しいまちづくり」

講演会では「今までに差別を受けた体験談」や「車いすバスケの魅力」についてお話ししました。
多くの参加者の皆さんに共感いただき、講演終了後には小学生からも大人からも活発に質問が飛び交っていました。

 

講演の様子
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講演の様子

体験会

体験会では、参加者の皆さんが競技用車いすを操作し、その操作の難しさを体感しました。

またシュート練習では、下半身が使えないため、ボールがゴールまで届かない事に驚かれていました。
そのような状態で古崎選手と伊藤選手が車いすを操り、圧倒的なスピードとハンドリングでシュートを決めており、その様子を目の当たりにした参加者は驚きとリスペクトの眼差しで選手の動きにくぎ付けでした。
 
その後、古崎選手と伊藤選手2名と参加者16名でミニゲームを行いましたが、その差は歴然で車いすバスケ選手のスピードに参加者の皆さんは追い付く事が出来ませんでした。
 
最後に、混合2チームに分かれてミニゲームで対戦しました。
コートの上では年齢や性別、障害に関係なく、全員が競技に夢中になっており、「共生社会」を実感できました。また、車いすバスケの代表選手との交流により、選手の凄さや存在がより身近に感じられ、「心のバリアフリー」が実現出来た2時間となりました。

シュートの難しさを体験!
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シュートの難しさを体験!
ミニゲーム!
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ミニゲーム!

〇大館市スポーツ振興課 課長コメント
「今回の講演会と体験会では、車いすバスケの難しさや楽しさ、そして代表選手の技術の高さを体感できたのではないでしょうか。参加者の一生懸命な眼差しと楽しそうな笑顔が印象的でした。パラスポーツを支える人や団体、企業などがもっと増えるよう、御社とともにこの取組みを継続して行きたいと考えております。」
 
〇あいおいニッセイ同和損保 秋田支店コメント
「目の前で車いすバスケ日本代表選手のプレーを見るのは初めてで、そのスピードとテクニックに驚きました。車いすバスケの競技は健常者であっても車いすに乗りさえすれば参加できるようですが、健常者の方でも古崎選手や伊藤選手のように車いすを操作してプレーをする事は出来ないと思いました。また、障がいのあるなしに関係なく、古崎選手や伊藤選手の技術が圧倒的で、素直にすごいと感じられました。このように感じられる事が「心のバリアフリー」に繋がっていくのかもしれません。」

集合写真
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集合写真

あいおいニッセイ同和損保は、今後も選手とともにスポーツを通じた「共生社会」や「心のバリアフリー」教育に努めてまいります。