当講演は、児童生徒に命を大切にする心や夢に向かい希望と勇気をもってやり遂げる態度を育てるためにスポーツ選手や芸術家などそれぞれの専門分野の第一線で活躍する社会人を招き、その生き方にふれる講演会を通じて、子ども達の豊かな心をはぐくむ道徳教育を推進することを目的としているものです。
今年度は9月から1月にかけて9校にて実施しました。
パラ陸上・白砂 匠庸選手が草加市立小山小学校で講演!
2024年9月17日(火)、白砂 匠庸選手(あいおいニッセイ同和損保)が草加市立小山小学校にて講演を行い、6年生に向けてパラ陸上競技の魅力や自身の障がいについて語りました。競技用の義手を回付すると、子どもたちは興味深く手に取っていました。
「自分は練習の際、コーチに言われたことをノートにとり、夜見返して冷静に受け止める、という繰り返しが結果につながったので、皆さんが勉強するときも、繰り返しやってみれば必ず結果がでて、楽しむことができるので試してみてほしい」とメッセージを送りました。
4時間目には校庭に移動。白砂選手によるジャベリックスローのデモストレーションを披露したのち、ソフトボールを使っての投げ方教室を行いました。
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- 白砂選手
「まず、横を向いた状態で、体を大きく使うために腕を下でぶらぶらして、次に、その反動を使って投げる」というアドバイスを行い、子どもたちは投げるグループとボールを拾うグループに分かれて実践、回を重ねるごとに飛距離を伸ばしていきました。
体験後は学校側のご配慮により給食をいただきました。配膳の準備が整うと、クラス代表が校長室にいる白砂選手を迎えに来てくれて、教室では会話を楽しみながら和やかなお昼時間を過ごしました。
パラ水泳・小野 智華子選手が越谷市立新方小学校で講演!
2024年11月29日(金)、小野 智華子選手(あいおいニッセイ同和損保)が越谷市立新方小学校にて講演を行い、4年生向けてパラ水泳の魅力やパラリンピックへの思いについて語りました。会場では、まず、以前出演したテレビ放送の動画を映し出し、小野選手の生い立ちや現在の選手活動に至るまでを全員で一緒に見たのちに、講話に入りました。
4度のパラリンピック出場経験のある小野選手は、「パラリンピックで悔しい思いをしても、また次のパラリンピックに向けて練習したいと思えるのは、悔しさの中にも、ベストタイムがでたときの喜びやメダルがもらえたときの喜びがあるから」と語りました。
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- 小野選手
そして「皆さんも生活していく中で自分が思っていたように進まない、やりたいことができない、夢や目標にうまく届かないこともあると思いますが、そういう時こそ何が足らなかったのかを考え、できていなかったことを振り返ることで色々なことが前向きに動き出すことがある」と伝え、「もちろん、日々の積み重ねている努力も大事なので忘れないでほしい」と締めくくりました。
閉会後には、子どもたちと直接ふれあう時間もあり、メダルについての質問などを受けながら交流を深めることができました。
競泳・小堀 倭加選手が三芳町立竹間沢小学校で講演!
2025年1月14日(火)、小堀 倭加選手(あいおいニッセイ同和損保)が三芳町立竹間沢小学校にて講演を行い、5、6年生と保護者に向けて、自身の夢が叶うまでについて語りました。最初に自分を知ってもらう2択クイズを行い、会場全体が一体となって、子どもたちの気持ちがほぐれた状態で講演に入りました。
小堀選手からは夢を叶えるために大切にしていることとして、「努力をすること」「継続をすること」「やりきること」「考えること」の4つをあげ、「誰も見ていないところで努力をすることが大切で、高校の時に教わった準備運動を今でも継続しているし、決めたことは途中であきらめずにやりきって、考えながらトレーニングをしています」と説明をしました。
その後、オリンピックに出場する夢を叶えることができた瞬間として、パリオリンピックの代表選考会の動画を紹介しました。
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- 小堀選手
初講演ということで、学校訪問時はやや表情がかためでしたが、現在、水泳をされている校長先生がたくさん質問をしてくださり、また、息子さんが国スポに出場した水泳選手の先生とお話をすることで、緊張感を和らげて講演に臨むことができました。
また、講演の様子はテレビ埼玉の昼夕のニュースで取り上げられ、記事化されました。
あいおいニッセイ同和損保は、今後もアスリートとともにスポーツを通じて、地域貢献に資する取り組みを続けてまいります。