2024年11月20日(水)、松元 卓巳選手(あいおいニッセイ同和損保)が富山市立水橋西部小学校にて講演を行いました。
SDGs未来都市に選定されている富山市は、今年度より小中学校向けSDGs教育支援講座として連携協定を締結しているあいおいニッセイ同和損保にパラスポーツ講演会の依頼があり実現したものです。小学校でのパラアスリート講演会は県内で初めての試みとなりました。
「夢をあきらめないことの大切さ~デフサッカーを通じて~」と題された講演では、昨年のデフサッカーワールドカップで銀メダルを獲得した際の映像も交えながら、講話の最後に「夢は叶わせるもの 夢を叶えるための道のりは必ず力になる そして友達の夢を応援できる人になってください」と締めくくりました。
今回は、少人数であったため、児童の皆さんと双方向にコミュニケーションを取りながら進められました。
講演後、児童からは手紙が届きました。
一部をご紹介します。
「私はデフリンピックという大会があることを初めて知りました。その中で私は、特に心に残った事がありました。それは『夢は叶うものではなくて、自分で叶わせるもの、叶わなくてもそこまでの道のりは必ず自分の力になる』という言葉が一番心に残りました。私は、しょう来かんごしか、動物の保護活動をしたいです。叶わなくても、そこまでの道の力は必ず自分の力になるという事を絶対にわすれません。アジア大会、来年のデフリンピック等を1回見てみたいと思いました。応えんしています。」
〇水橋西部小学校コメント
「日本ろう者サッカー男子代表の松元選手をお招きして、デフサッカーのお話を聞かせていただきました。生い立ちや障がいとの向き合い方について話をしていただき、子どもたちにとって学びのある1日になりました。講演会翌日、松元選手に手紙を書きました。子どもたちにはとても強く心に残ったようで、家族にも松元選手の話をしたそうです。」
〇当社社員コメント
「松元さんの『自分のことを大好きだ』と笑顔で生徒たちに話す姿がとても印象的でした。デフサッカーのおかれている環境やワールドカップ銀メダルまでの18年間代表でプレーし続けていること、そのことを屈託なく伝える姿にとても感銘をうけました。デフリンピック・アスリートとして純粋にファンになりました。子どもたちにろう者のこと、パラスポーツのこと、夢を追いかけることの素晴らしさが伝わるとても良い講話でした。」
「私自身、パラアスリート社員の講演会は初めてでした。松元選手は長年日の丸を背負う誇りを持ち、デフサッカーの試合で仲間を鼓舞する情熱が素晴らしく、夢を諦めないことの大切さを身をもって示しており、多くの児童に響いた講演だったと感じました。試合の動画を見ていて目頭が熱くなりました。」
あいおいニッセイ同和損保は、今後もアスリートとともに、スポーツを通じた共生社会・心のバリアフリー教育に努めてまいります。