令和6年能登半島地震が発生した2024年1月に、七尾市陸上協会から川内選手の公式HPを通じて、「震災による大会存続の危機を乗り越えたい」という熱い思いとともにゲストランナー依頼があり、川内優輝選手が震災復興を応援する想いを込めて快諾し、ゲストランナーとしての出場に至りました。
また、大会前日には、あいおいニッセイ同和損保から七尾市の仮設住宅居住を余儀なくされた皆さんに「かわうち君カレー」を寄贈しました。
大会名:「第79回 石川県耐寒継走大会 七尾・中島大会」
大会日時:2024年12月8日(日)
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- 川内選手がチャリティランナーで出場!
(1) 川内選手がチャリティランナーとして出場!
(2) キャラバンブースを設置
(3) キャラバンブースでの交流会
(4) キャラバングッズ争奪じゃんけん大会
(5) 【前日】「かわうち君カレー」寄贈式
(6) 【前日】川内選手トークショー
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- キャラバン隊(あいおいニッセイ同和損保 金沢支店)
当日は冷たい雨の降る中での大会となりました。
川内選手は、9:30~一般男子1・2部・高校男子1・2部(3.8㎞×4週)、11:00~一般男子3部・中学男子・中学女子・一般・高校女子の部(3.8㎞×2週+2.5㎞×2週)を一人で走り、最後に小学生ロードレース(1.5㎞)に参加しました。
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- 川内選手レース中の様子
〇川内選手コメント
「被災地の復興に貢献したいという気持ちで参加しました。周回コース沿いには全壊した家、仮設住宅等もあり、復興半ばであるという印象を受けました。沿道の多くの方から声援を受け、自分自身のケガからの復活に向けて沢山の元気をもらいました。今後も引き続き、少しでも復興を後押していきたいと考えています。」
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- 小学生の部
じゃんけん大会には、参加したランナーの皆さんにお集まりいただき、サイン入りのTシャツやシューズ袋、かわうち君カレーをめぐって大いに盛り上がりました。
交流会では、川内選手との記念撮影やサイン会を行いました。
キャラバンテントでは、川内選手の国際大会でのメダルやウエア、シューズなどを展示し、たくさんのランナーにお越しいただきました!
あいおいニッセイ同和損保は、七尾市の仮設住宅居住者179名と大会に出場した小中学生に向けて、マラソンキャラバンでも大好評の「かわうち君カレー」540個を七尾市に寄贈しました。
大会前日に、七尾市・茶谷義隆市長ご出席のもと寄贈式が行われました。
寄贈式の後は、川内選手によるトークショーが行われました。
中高生の陸上部や地域の皆さまにご参加いただき、質問形式で進められました。
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- 寄贈式 (左から)金沢支店長・七尾市 茶谷市長・川内選手
〇大会実行委員 坂口桂穣様
「信じられない2日間、本当にありがとうございました。この大会が経費・道路事情等で大会廃止を議論した時、当時理事長だった私の独断で地元の旧中島町で開催し継続して14年、なんとか工夫をしながらやってきましたが、ここ数年、参加チーム減少で赤字が続き、そろそろかもと思っていた途端、1月1日の大地震でした。避難先の金沢の娘宅から自宅の片付けに戻って中島町の被害状況を見て回っていた時、大会は難しいと思いましたが、大会が復興にふさわしい盛り上がりがあれば続けられるかもと思った時、大物ゲストが頭をよぎりました。それも誰もが知っている現役ランナーで、その時、川内優輝さんしかいないと確信しました。本当に無理なお願いの連続で申し訳ありませんでした。じゃんけん大会のおかげでレース終了後、あんなに沢山の人が体育館に残ってくれて歓声が上がった光景は忘れられません。数年前からお願いしていた地域イベント共催も実現し、80回記念大会に向けて前向きにスタートできそうです。本当にありがとうございました。川内選手の今後の活躍を楽しみにしています。また是非、能登に来て下さい。待っています。」
〇社員のコメント
「七尾市には能登半島地震の影響が残っており、有名な加賀屋を始めとする和倉温泉の多くの旅館が休業を余儀なくされています。その中で川内選手の参加は、地域に元気を与えました。七尾市に川内選手のファンが増えたことも喜ばしいことです。」
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- 本大会に出場経験のある社員とダウンジョグ
大会翌日には、あいおいニッセイ同和損保 金沢支店を訪問し、社員とランチ交流会が行われました。